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【福岡発】「家を買おう!」と思ったら、まずはお金のことを考えましょう。

福岡はよく、生活しやすい街と言われます。食べものはおいしいし、東京に比べれば物価も低い。ほどほど都会なので何でも手に入る。転勤先として福岡にやってきたのをきっかけに、こっちで家を建てた先輩もいたっけなぁ。街が気に入ると永住したくなるもんなんですね。

 

さて、一生賃貸で生活するのも悪くはないですが、持ち家への憧れも捨てきれませんよね。どっちがいいのか正しいのかは人それぞれ!ただ、考えた末に「家を買おう!」と思ったのなら、一種の覚悟は必要です。それは何故? 持ち家になると、家計に占める住宅関連費はほぼ間違いなく増えるからです。

 

よく使われるフレーズで、「家賃並の支払で楽々返済♪」というのがありますが、月々の返済以外にもお金がかかるのです。その最たるものが火災保険と固定資産税。火災保険は自己責任において切り詰めることもできますが、固定資産税は言われた額を納める義務があります。月に割り戻すといくらになるのでしょうか?返済額と合わせると、毎月の負担は家賃並とは言えなさそうです。

そして目に見えない増加分としては水道光熱費。賃貸の時よりも部屋数も増え、トイレも2か所、お風呂も大きくなった-というような状況下では使用量も増えるので支払代金もアップ!

 

更に、持ち家がマンションの場合、維持管理費や修繕積立金、駐車場代の支払も毎月発生します。一般的に持ち家は、住宅ローンが完済すれば自分のものとなり、それ以降は家賃がかからないと言われますが、ことマンションに関しては、住み続けるならば上記3点の固定費用を払い続けていく必要があります。

収入が無い、あるいは年金が少ない状況で、固定費の負担が続くのは精神的にもきつそうですね。たとえ賃貸に住み続けたとしても、その家賃は年金や手持ち資金から捻出することになりますから住宅費としては同じ感覚なのですが、持ち家がマンションの場合、住宅ローンを完済しても毎月の固定費は消えないということを考えておきましょう。