「中古住宅」に対するイメージって、どんなですか?よく言われるのが、「汚い」「不安」「わからない」 ・・・ あまりいいイメージでは捉えられていないようです。やはり、「夢のマイホームは新築で!」ということでしょうか。東京オリンピックに向け景気動向は上向きとか…福岡でも新築建売住宅の広告をよく見かけます。
「人のお古は絶対嫌なの!!」 という人には私もお勧めしませんが、中古住宅には中古住宅の良さがあります。
何といっても、一から建てるのに比べればはるかに安いです。既にそこにあるわけですから、すぐに引っ越せます。多少リフォームすべきところがあったとしても、新築ほど時間はかからないでしょう。
「汚い」という難点は、リフォームで何とでもなります。内外装も、設備機器も、補修や交換が可能です。費用はかかりますが、メリハリをつけて自分仕様に整えることができます。
厄介なのは、「不安」と「わからない」という感情です。「不安」な気持ちは、「わからない」から起こります。ということは、中古住宅の現状を正確に知り、打つ手が見えてくれば、不安は和らぐのでは?
私たちは、物件内覧に同行した際、建築士の目で建物を見ます。さらっと見ているだけですが、表面的な不具合を見つけ、その原因を想像します。ご依頼があれば、購入予定物件の更なる診断などを行い、 リフォーム計画に加えるべき劣化事象の対策案(補修、取り換え)などを提示します。
「わからない」まま「不安」な気持ちをかかえ、「汚い」物件を手にするのは嫌ですよね。
でも、プロの助言を受けながら、自分で納得し選択した中古住宅なら、マイホームとして愛着も増すのでは? と思うのですよ。