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【福岡発】貯蓄から資産形成へ マイホーム購入はその第一歩になりうる。

日本人の体質なのでしょうか??「投資は危ういもの!」という概念を抱く人が多いようです。

 

金融庁は、預貯金に偏った個人金融資産の投資運用比率を上げ、年金制度に頼るだけでなく、生活者自身に老後の資産形成を行ってもらうべく、様々な制度の構築や税制緩和を進めています。最近の、年金支給額の下降と年金保険料の上昇を見れば、この発想の転換は遅すぎるくらいです。「年金は老後生活の足しにはなるけれど、100%支えてくれるわけではない」という現実を認識する必要があるのです。

 

ライフプランとキャッシュフロー表を作成すると、その現実を数値で見ることができます。現在の収入から想定される今後の労働収入とその後の年金収入、毎月の生活費や子供の年齢によって必要となってくる教育費のタイミングと額、やりたいことを実現するための資金など、これからの人生をお金という切り口で年表に乗せていく作業です。

 

「現役を退き十分な収入が得られなくなった時、手元にある蓄えで安心して生活していけるか?」を数値で確認するのです。そしてもし足りないという結果が出たなら、今から時間をかけて老後資金を形成していく必要があるのです。

 

ひとつの考え方として、「マイホームは資産なのだから将来目減りしないものを購入すべきである」というものがあります。購入したマイホームで生活するのが楽しいのはもちろんのこと、将来売却することになったときでも立派な資産として現金化できるものを購入すべきでしょう。

 

そう考えると、マイホームは生活の基盤でもあり、老後資金にもなりうる資産なのですね。

住宅ローンという負債は、裏を返せば投資に匹敵するのかもしれません。