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【福岡発】チームで完遂!平面計画をカタチにしていくプロの仕事

職人さんの中には、セオリー通りに丁寧な仕事ができる人とそうではない人が存在します。何故か?それは、「何故そうすべきなのか。そうしないとどうなるのか。」ということが理解できているかいないかの差に由来します。

わかっている人は、施工要領書通りに工事を進めていかないと、後で大変なことになるということを理解しているのです。仕上がりは同じように見えても、見えないところの手の掛け方が違うわけですね。果たしてその職人さんは、自分の仕事に責任を持った本物のプロなのか、それとも、給料分だけ時間を費やす単なる下請けなのか、そこが問題です。

 

小さなほころびはやがて大きな瑕疵となる可能性を秘めています。特に、雨水の防水処理や設備配管などは事故が起こりやすいところです。一手間を惜しんだがために雨漏りを誘発したり、施工要領書通りに収めなかったばっかりに、長期間の使用に耐えられず漏水の原因になったりすることもあります。工事の際に最善を尽くしていれば避けられた事故もたくさんあるのです。完成後数年経過して不具合が現れたとしても、その原因箇所を特定するのは非常に難しかったりします。一つ一つの工事を丁寧に仕上げていくためにはそれなりの費用もかかりますが、見えなくなる部分は特に慎重を期すべきところなのです。

 

現場の職人さんはその道のプロ。だけど、言い換えるとその道だけのプロ。全体計画と完成図を把握しているのは設計した建築士です。その建築士が指揮者のように現場を動かしていくことにより、プロ同士の仕事がカチッと組み合いカタチになっていくのです。工事に携わる職人さんの気持ちは一つ。建築士を信頼し自分の仕事を全うするだけ。それこそが、住まい手であるお客さんの希望を叶えるために自分がやるべきことだとわかっているのです。