ネット検索のその先は…
マイホーム購入を思い立ったその日から、知識や経験がなくても自分でネット検索ができる環境が当たり前の現代、いいような悪いような感じです。ネット上であれやこれやと検索するうちは楽しいものの、いざ、実物を見に行こうと思ったら、どんな準備が必要なのでしょうか?特に中古物件を購入するときには、周りの環境もさることながら、建物自体の良し悪しが後々まで生活に影響することもありますので注意が必要です。
見た目や感覚だけではない本質を見極める
多くの買主さんは、パッと見の感覚と直感で気持ちがプラスに働くかマイナスに働くかが決まってしまうようです。中古でも綺麗にしてあればプラスに傾きますし、汚いままだと気持ちもどんよりしがちです。不動産会社の営業マンは、ネット情報で既に分かっているようなことを連呼するばかり。本当に知りたいことはそんなことではないですよね。資金計画の厳しさから中古も視野に探し始めたのに、現況が汚い家を見ると「やっぱり中古は何となく不安だなぁ」ということで、結局のところ、築浅で綺麗な物件や新築を選択するという方もいらっしゃるのではないでしょうか。でも、一見汚く見える中古でも、蘇る手段はあるので大丈夫。感覚だけではなく本質を見極めることが大事です。
では、どの部分をチェックすることが重要なのでしょう?部屋の広さや陽当り、周辺環境、更にはキッチンやお風呂などの設備機器の状態や、フローリングやクロスなど内装材の汚れ・キズなど、内覧時のチェックポイントは様々です。これらの内、家自体の広さ、陽当り、周辺環境はリフォームではどうしようもできない項目ですから、とても重要です。逆に、それ以外のところは不満があればリフォームで改善できる訳で、判断の優先順位としては高くない項目です。どのくらいリフォームに費用がかけられそうか、それによってメリハリをつけて改善することが可能です。
私たち「いえあ~る」が内覧同行する意味合い
さて、上記ポイントは自分の目で見て確認し感じることができるものばかりですが、目に見えない部分についてはどうしましょう?具体的に言うと雨漏り跡や木部の不朽、外壁や基礎の劣化といったものです。内覧時にいろんな角度からチェックするのは大変ですよね。しかも見えない部分について判断するなんて!そこに、私たちが同行する利点があります。
分かり切ったことしか言わない不動産会社の担当者をしり目に、黙々と建築的視点で物件を感じ取ります。もちろん、売主さんを不快な気持ちにさせてはいけませんので、道具を使うことまではしませんが、表面に現れた事象から内部の劣化を想像することは可能です。経験と知識あってこそのお役立ちポイント!買主さんは自分の生活を想像しながら、周辺環境や日当たり、風通し、部屋の広さや使い勝手などに思いを馳せれば良いのです。建物の状態を見極めるのは私たちの担当です。内覧終了後、事務所に戻って反省会を行いますよ。物件に対する感想を持ち寄って、「買主さん家族の思い描いた生活がここで実現できそうか!?」を一緒に考えます。
サポーターが傍にいれば、物件内覧も安心して行けるのでは!?「この物件、気になるんですけど…」と気軽にお声掛け下さいね。