そもそも現場監督ってどんな人?
一般的なリフォーム計画は、まず住まい手がリフォーム会社に連絡するところからスタートします。ほとんどの場合は、リフォーム会社の営業担当者が日時を決めて訪問しますので、やりたい工事の内容を伝えます。その後、現場調査などがあり、プランと見積りが提出されます。内容に納得したら契約を交わし工事のスケジュールを調整していきます。
会社の中で部署がわかれているところは、契約までは営業担当者が、その後の工事は現場担当者が対応することになります。ここでようやく現場監督の登場です。
現場監督で工事の品質が決まる!?
工事の内容によって異なりますが、現場では様々な職人さんがそれぞれの工事を行います。彼らはその道のプロですが、言い換えると、その道だけのプロなのです。例えば、タイル張りの浴室をユニットバスにする工事を想像してみましょう。既存の解体は大工さん、産業廃棄物の処理は専門業者に依頼、土間の高さ調整は左官屋さん、給排水の配管位置を図面から読み取って先行配管、換気扇用の電源や照明スイッチの配線をし、ユニットバス工事業者が寸法を確認に来て設置工事、内装はクロス屋さん、外装は塗装屋さんなどなど、いくつもの職種の人が入れ代わり立ち代わりして工事は進んでいくのです。わずか一坪の工事なのにすごい数ですよね。
現場監督は工程に添って職人さんを段取り良く手配していきます。また、工程に合わせて丁度良いタイミングに材料が搬入されるように手配します。これらの段取りがうまく行かないと、手待ち(スケジュールを開けていたのに工事に入れない)や、手戻り(工程が前後して二度手間になる)が発生してしまうからです。工事内容を把握し、全体スケジュールを調整しながら、必要な職人さんと材料を段取り良く手配していくことが現場監督には求められているのです。
また、リフォーム現場の職人さんたちに、正しく工事内容を伝える能力も求められます。お客様との打合せで約束した工事内容を確実に履行するために、一つ一つ指示と確認を重ねながら形作っていくのです。よくあるトラブルは、「打合せ時にお願いしていた通りになっていない」というものです。営業担当者との引継ぎや職人さんへの指示など一連の連絡系統がしっかりしていないと、そのようなトラブルに巻き込まれる可能性があります。
リフォーム工事は協同事業、お互いの信頼感が安心感に昇華する
リフォームは、お客様が住みながらの工事がほとんどです。工事中は、不自由な生活を強いることにもなりますので、お互いの信頼関係はとても重要です。工事の進捗状況の説明や、気になる点の確認を行い、お互いに協力しあいながらスケジュール通りに完了させることを最優先します。
営業担当者はいい人だったけど、工事担当者は信用できない なんてことになったら、せっかくのリフォームが台無しですよね。なので、私たちは、最初から最後までワンストップで対応することを非常に大切にしています。無料相談から有料診断を経ることで信頼関係を深め、その後の流れに安心感をもたらします。