以前リフォームされたお客様から相談の電話がありました。話はこうです。
相談内容
ドアの調子が悪かったので、知人に紹介されたリフォーム業者さんにお願いして修理してもらうことにしました。が、代金は不要と言われたのです。知人の話通り、いい人だなぁと一瞬思ったのですが、更に、屋根の状態が悪いようなので見てあげると言われ、スルスルと持参の脚立を使って屋根に上がり、瓦の様子を写真に撮って見せてくれたのです。
補修するには普通50万くらいかかるけど、今なら30万くらいでできますからやっておきましょう!と言われ、はいと返事をしてしまったのです。今更ですが本当に必要な工事なのか、気になってしょうがないので思い切って電話しました。
本当の狙いはどこにある?
どうですか?これはいかんでしょう!自らの意思が全くない契約じゃないですか。そもそもドアの修理代金が無料っていうのが有り得ない。対価を受け取る必要のない仕事なんて、責任を持った仕事じゃないですよね!?これはまさしくその後の屋根工事が本当の狙いなのでしょう。
その工事も、何をしてくれるのやらわかりませんが、50万かかるものが30万になるなんて普通は考えられませんよね。だとするとそもそも30万しかかからない工事だと考えるのが自然でしょう。
自分軸で考えることが大事
知人にとってはいい人だったのかもしれませんが、自分にとっていい人かは別問題。何に重きを置くかは人それぞれですし、相性がいいかは自分で感じ取らなければなりません。そこをすっ飛ばして、よく理解できないまま業者のペースに乗せられてしまうなんて、安上りだと思って頼んだつもりが裏目にでてしまうこともあるのです。
安いからとか、人に紹介されたからとか、そんな理由で依頼先を決めたりせずに、自分で判断することが大切なのです。