外皮(屋根や外壁)リフォームは二の次になりがち
リフォームと言えば、設備交換や内装工事で気分がリフレッシュするイメージを持たれることが多いかと思いますが、外皮と言われる屋根や外壁の定期的な点検やリフォームは、建物を長持ちさせるためにはそれ以上に大切なことなのです。が、屋根や外壁の不具合は、生活に直接影響しないため、兎角後回しにされがちで、人から指摘を受けて初めてリフォームの必要性に気付くケースも多いようです。
屋根専門の悪徳業者に注意!
この場合の、「人」とは誰のことでしょうか?それは、屋根リフォームを主体とする悪徳業者のことです。
屋根の状態を確認したりリフォームの見積りを出すためには現地調査がかかせません。自ら業者を選定し、依頼して現地に来てもらったのならまだしも、これらの悪徳業者は、訪問販売の手法で、呼びもしないのに勝手にやってきます。無料で診断しますと言って屋根の状態をチェックし、嘘かホントかわからないようなことを言って言葉巧みに不安をあおり、まんまと屋根リフォームを受注していくのです。
このような悪徳業者に関する相談は昔から多数存在しており、消費生活センターも注意喚起をしているものの、未だ、被害にあう人が後を絶ちません。
彼らが良く使うフレーズとして、以下のようなものがあります。「近くで屋根リフォームの工事している者ですけど、お宅の屋根塗装がはがれているみたいなので、お声掛けさせていただきました。無料なので是非点検させてください。」「○○さん、大変です!やっぱり屋根塗装がはがれていて、更に、割れている瓦や浮いている瓦が散見されます。このままだと躯体が腐って、自宅に住めなくなってしまいますよ。」「屋根リフォームをするなら、ついでに外壁塗装も一緒にやっておいた方が良いですね。」
「両方合わせると○○○万円かかるところ、今月はキャンペーン期間中なので、即決いただけば○○%値引きします!」
人間だれしも『キャンペーン!』『お得!』『今がチャンス!』『締め切り間近!』『あなただけに!』という言葉には弱いものです。でも、ここで思い出しましょう!「ただほど怖い物はない。」「いい話には裏がある。」一旦立ち止まってよく考え、自己責任で決断するなら問題ありませんが、呼びもしないのに突然やってきた「人」に畳み込まれるように決断するのは良くないと思います。
適切なリフォームを計画するために
立ち止まって考えてみれば、物事を決断するための知識が自分には不足していることに気づくでしょう。
屋根の素材や塗料のこと、なぜ再塗装が必要なのか、どのタイミングですべきなのか、それをしないと今後どうなるのか、確認したいことがたくさんあるはずです。その一つ一つに丁寧に答えてくれる事業者を選ぶべきではないでしょうか?
そして、思いつきでリフォームするのではなく、将来に渡って計画を立て、適切な時期に必要なリフォームを実施すべきなのです。