普通の買い物に存在するのは当事者だけ
普通の買い物を想像してみましょう。お店が提示している金額を支払えば、その場で必要なものを買うことができます。そこには第三者は存在せず、売り手と買い手の二者だけで契約と引渡しが同時に行われますよね。代金さえ支払えば、自分で持ち帰ることもできますし、大きな家具などは、後日配達してくれるでしょう。では、不動産の場合はどうでしょうか?
不動産取引にはプロのサポート役が立ち会う
個人の売主さんから個人の買主さんが住宅を買う場合を想定してみましょう。お互いに知らない間柄、でも買ってほしい、売ってほしいと考えています。買主さんがお金を支払うためには住宅ローンを組む必要があるようです。また、売主さんが現住所から退去するためには、次の居住先を購入するための頭金が必要みたいです。買いたい気持ちがあっても、支払うお金の算段がつくのは住宅ローンの段取りがうまくいってからのことですし、それがはっきりしないと売主さんも安心して退去できません。また、売主さんには自宅を購入した際の住宅ローンの残債があるようで、この物件には抵当権が付いています。これを解除するためには一括返済が必要ですが、買主さんが支払ってくれる物件代金をもって精算することになりそうです。
どうですか?お金のやり取りが複雑ですよね。しかも、「結局どっちが先に動けばいいの?そのあとちゃんと動いてくれるの?」知らない間柄だけに疑心暗鬼に陥りそうです。ここが普通の買い物と大きく違うところです。お金を支払うタイミングと自分のものにするタイミングが基本的にはずれる可能性があるのです。そこを安全に取引するために、私たちのような仲介会社が存在するのです。
プロに依頼するということは費用がかかるということ
プロの段取りと日程調整により、双方が安心して取引を完結できるよう、それぞれの仲介会社がサポートします。仲介手数料は、そのために支払うものとお考え下さい。
私たち仲介会社の存在意義は「安心・安全に取引を行う」これにつきます。そのために、買主さんの要望にしっかり耳を傾け、見合う物件をテーブルに乗せて一緒に検討します。売主さんとの条件交渉や、売買契約締結、住宅ローン審査、決済・引渡しなど、スケジュール調整を行い、すべての工程のサポートをします。時間を費やし、取引が安全に完了するように、常に考え行動しているのです。