不動産取引の仕組みを知ろう
「いえあーる」は買主さんの味方、バイヤーズエージェントです。「それって何?」と思われた方は、物件検索の前に、不動産取引の仕組みについて勉強すべきでしょう。
マイホーム取得の方法として、中古住宅を購入しリフォームするという考え方が一般的になってきました。新築戸建住宅であれば、「売主=建築した業者」ということが多いのですが、中古住宅の場合は、一般的には「売主=個人(一般消費者)」となります。マイホームとして購入する買主も、当然一般消費者です。
お互いに納得すれば売買は成立するわけですが、不動産の売買取引は、購入対象である不動産の見極めが難しいのと、普通の買い物のように、代金の支払いと物の引渡しが同時に行われることが難しいという理由から、当事者たる売主・買主の他に、仲介という立場でプロがかかわるのが一般的です。
売主側と買主側
宅建業の許可を受けた不動産会社は、福岡県下に5222社(平成29年3月現在)あります。宅建業と一口に言っても、売買や賃貸、管理業など、専門分野は多岐に渡りますが、業を営む許可としては、すべての業務分野に一律に与えられるものとなっています。
このような状況を考えると、それぞれの会社がどのような専門業務を行っているのかを知ることは、自分が必要とするサービスを適切に提供してくれる会社かどうかを見極めることに繋がります。
また、売買に関する業務を専門的に行っている同じような不動産会社でも、売主側に立った仕事が多いのか、買主側に立った仕事が多いのかによって、対応が偏る可能性が高いという点も注意が必要です。
物件に紐づいた不動産会社に問合せを入れてはダメ!
ネットで物件検索をすると、希望にあった物件が瞬時にズラッと並んでワクワクしますよね。でも、それらの物件に紐づいた不動産会社は、果たしてどんな仕事をメインに行っている会社なのでしょうか?
あなたは買主なのですから、売主側の不動産会社に仲介を依頼するのは得策ではありません。物件広告を出しているということは、その物件を売ることが目的であり、あなたの相談に一から乗ってくれるわけではないのです。彼らは営業マンであり、自分の真のお客様は売主さんだと思っていますから、売ることに注力するのは当たり前です。そう考えると、対応が強引だったりしつこかったりするのも理解できますよね。だけど、そのような対応をされるのは嫌でしょう??
では、どうしたらいいか?
物件検索を始める前に、マイホーム購入について一から相談できるバイヤーズエージェントを見つけることです。購入対象となる物件がない状態でも、きっと相談に乗ってくれます。
まずは実際に会ってみて、一緒にマイホーム購入への道を歩んでいけそうか、相性を確認することが大事なのです。