ローン審査はシビアです。
お金に対する姿勢が問われる住宅ローン審査。誰もが当たり前に住宅ローンを組んで家を買っているのだから、簡単に通るだろうと思ったら大間違い!どんなにお金のことをきちんとしている人でも、合格の知らせを聞くまでは安心できないものなのです。
もし不合格の知らせを受けたら、きっと落ち込むことでしょう。万一、どの金融機関の審査も通らないような状況に陥れば、夢のマイホームはあきらめざるを得ません。そんなトラップにひっかからないように、また、そのような状況になってしまった場合には、どうすれば良いのでしょうか。
不合格の原因を考える。
不合格の知らせを受けて、すぐに別の金融機関の審査を受けるのは良くありません。審査基準は各金融機関独自のものですが、基本的なところは同じような見方をしますので、結果も同じということになる可能性が高いのです。つまり、「審査を立て続けに受けて落ちている。」という事実だけが記録されることになってしまいます。心象が悪くなるのは間違いありません。
ここはまず冷静に、不合格の原因を考えることが必要です。金融機関の担当者に、次のような質問をしてみることで、問題点が浮き彫りになるケースもあります。
効果的な質問は例えばこんな感じです。
・ 借入希望額を減らしたらどうなるか?(一部でも貸してもらえそうか?)
・ 申し込む時期を数か月(あるいは数年)ずらしたらどうなるか?
・ 購入対象となる物件を変えたらどうなるか?
これらの質問を投げかけてみることで、何がネックになって不合格判定が出てしまったのか、あたりを付けることができます。
資金計画は買主サポートの真骨頂
審査を受ける時は、まず、現実的な借入額(返済比率にかなった借入額)でないとダメです。また、購入対象物件の担保価値が低すぎると貸してもらえません。それよりも何よりも、金融機関が最も嫌うのは、お金に対する姿勢がだらしない人です。過去の延滞記録は必ずチェックされますし、リボ払いが常態化しているなど、返済に対する意識と能力が低い人は厳しめに見られてしまう傾向にあります。
仮審査の段階から、住宅ローンの仕組みを熟知した仲介業者に相談することで、資金計画につまづくリスクは回避できます。どこに審査申し込みをすべきか、希望借入額はいくらに設定すべきかなど、無理のない返済をイメージしながら一緒に考え、審査合格の証を得ることがマイホーム購入の第一歩なのです。