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【福岡発】お金を貯める方法のひとつに「積立投信」はいかが?

投資は悪なのか?

日本社会における「投資」に対するマイナスイメージには根強いものがあるようです。投資と聞いてまず思い浮かぶのは「株」ではないかと思います。単純に言うと、買ったときよりも高値で売って差益を得るという、ギャンブル的要素の強いものを想像しますよね。値動きが読める知識と経験がなければ、なかなか安定的に利益を得ることは難しいでしょう。増してや仕事をしながら片手間にやるようなものでもありません。

そのようなプロの領域はプロに任せるとして、お金を出資してその見返りを得るという投資の仕方もあります。それが「投資信託」です。

 

投資信託とは何か?

投資信託協会の説明文によると、「投資信託とは、投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」のことです。

「投資家」と聞くと一般人は関係ないという感じがしますが、出資をする人はみんな投資家。その額の大小はあれど、運用益を分配してもらう権利はあるのです。ただ、私たちのような一般人には、いわゆる投資家が出資するようなまとまったお金がないのが普通でしょう。また、投資が元本保証でないことは当然知っているものの、そう簡単に元本割れされては困るという気持ちも強いものです。

教育資金や老後資金は、将来必ず必要になってくるお金です。それを投資の世界に委ねていいのだろうか?誰もが不安に思うところでしょう。

 

投資信託の成績

FPの専門誌で興味深い記事をみつけましたのでちょっと紹介します。現在、投資信託と言われる商品は5000本以上あり、このうち10年以上の運用実績のあるものは1500本を超えるそうです。この1500本のうち、年間平均運用収益率が3%以上のものはどのくらいあると思いますか?なんと、80%以上です。更に、平均収益率が0%以上、つまり損をしなかったものはどれくらいあるかというと、95%以上なのです。投資は危険、儲かるわけがない!と思われがちですが、本当にそうなのでしょうか?10年以上の運用実績がある投資信託に関していえば、上記のような結果も出ています。もちろん、これからの10年に対して同じ結果が保証されているわけではありませんが、長い目で見れば貯蓄方法のひとつと捉えてもいいのかもしれません。

投資の基本は「長期、積立、分散」です。投資信託の中でも少額からスタートできる積立タイプの商品がたくさんあります。今から少しずつでも始めれば、まとまったお金が必要な時期が到来したときにはきっと役立つことでしょう。

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