自然に負担をかけている私たちの生活
「使い捨て」という考え方は一見便利で合理的な感じもしますが、使って捨てると瞬時にゴミです。まだまだ使える状態にあっても、ゴミ箱に放り込めばゴミ。便利な生活と引き換えにゴミは増える一方です。中でもやっかいなのはプラスチックゴミ。簡単に加工できるので、袋でも容器でも使い捨て商品にはもってこいの素材です。人間中心で便利さを追究するあまり、自然環境に負荷をかけていることは間違いありません。ゴミ問題に真剣に取り組み、自分の生活を顧みる必要がありそうです。
ゴミの分別と削減を考える
聞くところによると、発生するごみの量は一人あたりの所得が高くなるほど増加する傾向があるそうです。なるほど、お金に余裕があれば買い物の量も増えるでしょうし、ゴミを出す行為に無頓着になりがちなのかもしれません。
私たちが住む志免町では、一般家庭から出るゴミを分別する決まりがあります。他の行政区の友人に笑われた程、ゴミ袋の種類が多く、それを買い求めることが義務付けられているのです。燃えるゴミ(オレンジ)、プラスチックゴミ(緑)、ペットボトル(ピンク)、缶・ビン(青)、陶器など(黒)、有害ごみは指定された袋はありませんが、これだけの袋を駆使して分別し、指定された曜日に出すわけです。ゴミを出すのもお金がかかるとなれば、これは何とかしてゴミの量を減らしたいものです。
ゴミを減らすためには、不必要なものを家に持ち込まないことです。買い物にはマイバッグを持参し、割りばしやストローの受取を拒否します。また、資源ゴミと言われる古新聞や雑誌は、子ども会などの廃品回収日に積極的に出すようにします。廃品回収はゴミ削減に大変役立ちます。回収可能な古紙は新聞や雑誌に限らず、雑紙(ざつがみ)と言われる大きな括りも大丈夫。例えばティッシュペーパーやお菓子の空き箱、贈答品の包み紙、紙袋、チラシなど、丸めてゴミ箱に捨てるとかさばるような雑紙は、廃品回収用の箱にストックするとゴミはかなり減らせますよ。
ゴミを見れば生活がわかる?
玄関先に出すゴミ袋が一回り小さくなると、丁寧に生活できたご褒美のように感じます。先の例ではありませんが、決して「ゴミが少ない家は貧乏」ってわけではないですからね(笑)