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【福岡発】リフォームとリノベーションの違いって、何??

 リフォームとリノベーション

最近よく耳にする「リノベーション」という言葉。「リフォーム」と同じような意味合いで使用されることが多いと感じるのですが、その違いはどこにあるのでしょうか?

フラット35でお馴染みの住宅金融支援機構によると、一般的にリフォームは「クロスの張り替え等簡易な修繕工事のこと」、リノベーションは「省エネなどの性能や機能を向上させる工事のこと」と定義されているようです。つまり、リノベーションはリフォームよりも、高等?上級?意識高い系?ということでしょうか??

 

横文字を使うと何となくかっこいい感じがする

「リフォーム」という表現は依然から存在していました。主に工事を意味する用語ですが、衣服の仕立て直しなどを意味することもあります。それに対して「リノベーション」は後発部隊、私がイメージするのは、中古マンションの間仕切りをぶち抜いて構造体を露わにし、おしゃれに改装したワンルーム仕様の住戸です。確かに、従来の「リフォーム」というよりは、何となく「リノベーション!」って感じがしますよね。

でも、先程の定義からするとリノベーションでもなんでもない。単なる奇抜なリフォームでしかないのかもしれません。間仕切りを大胆に撤去し、配置をガラッと替え、今までにない素材や色で内装を彩り自己主張する…そのようなことをリノベーションだと勘違いしている節も感じられます。確かに人目を惹きますし、他にはない自分仕様かもしれませんが、性能も機能も向上していないなら、それは従来のリフォームであり自己満足の世界です。

 

これからのリフォームに求められるもの

リフォームでもリノベーションでも呼び方はどうでもいいのですが、これからは、劣化改善と性能向上重視の改修工事が求められています。適切なメンテナンスや維持管理を継続することで建物を長寿命化し、保持性能を向上させることでより快適な住生活を可能にする、そんな「長寿命化リフォーム」が求められているのです。

奇抜なアイデァで自分好みに仕上げるのもいいかもしれませんが、今だけでなく将来に渡って快適な生活が送れるか、一考することも大切なんですね。

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