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【福岡発】新築分譲マンションの購入を考える(続編)

新築マンション価格は高止まりが継続

首都圏の新築マンションの平均価格は4000万円~5000万円で高止まりしている状況が続いているようです。福岡では一部のマンションに見られる現象でしょうが、さすが東京!すべてが集まり相乗効果で高まっていく構図がここにもあるようです。

背景として考えられるのは、共働き世帯が増加したことで近隣環境よりも利便性に重きを置く人が増えたこと、それを受けて、駅近物件の人気が高まっていること、そして材料費や人件費が高騰していることなどが挙げられます。

 

価格の上昇で購入意欲も高まっている?

物の値段が高いと購入意欲を削がれそうな気がしますが、政策が穴埋めや後押しをしている側面もあり、元々購入を希望していた層にとっては、逆に追い風になっているようです。

風の一つは、何といっても住宅ローンの金利の低さです。過去を振り返ってみれば、変動金利はここ10年間低水準が続いています。「下がりきったからいつかは上がる!」と言われ続けて10年です。フラット35を利用した堅実派の人達は、ちょっと複雑な心境かもしれませんね。

もう一つの風は、税の優遇です。年末ローン残高の1%を税額控除(所得控除ではなく税額控除ですからね!恩恵はかなり大きいです。)する住宅ローン減税が広く知れ渡り、所得税や住民税を取り戻すという発想から、高額の住宅ローンを組むことに抵抗がない人もいるほどです。

 

真の価値はどこにあるのか? 

駅近で利便性の高いマンションには中古物件も少なからずあるとは思うのですが、新築マンションに比べるとどうしても価値が低いように感じるのか、新築マンションに走る人が多いようです。新しいということはそれだけで安心なのかもしれませんが、新しいという価値は年数が経てば減っていくことも忘れてはいけません。

価値を見出す基準は人それぞれですから本当は一概に言えることではないのかもしれませんが、大多数の人が価値を認める物件は、値崩れする可能性が低くなります。古くなれば一般的に価格は下がる傾向にありますが、不動産の価格は需要と供給に左右されるものなので、立地が良ければ古くても高値で取引されることは十分に考えられます。

 

そう考えると、中古マンションでも価値ある物はたくさんあるはずです。自分のライフスタイルにぴったりで、無理なく住宅ローンの返済が持続できる、そんな物件を、冷静に探すことが大切だと思います。 

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