物件の比較検討
物件の良し悪しを比較検討する場合、まずは目に見えるポイントを重視する傾向にあります。駅や学校までの距離、間取りや外観、近隣施設の充実度など、ここで生活する場合に問題となるような点はないか、想像しながら考えます。
内覧に行く前に、昼間や夜間に現地に赴き、近隣環境を体感してみます。天気のいい日だけではなく、雨の日や風の日を想像しながら、あるいは、夏の暑い日や冬の寒い日を想像しながら検討します。
ここまで来れば、内覧で間取りや広さに問題なければ「いざ購入!」ということになるわけですが、もう一歩、目に見えない特性についても考えてみましょう。
近隣施設の影響
住環境は近隣施設に少なからず影響を受けるものです。都市計画で用途地域が定められている地域では、そのエリアに建てられるものについて用途や規模の制限がついています。住居系の地域であれば良好な住環境を損なわないように計画されているわけですが、盲点となる施設もあります。油断していると思わぬストレスに悩まされかねないもの、私が感じるのはコンビニエンスストアです。24時間営業で便利な反面、夜間でも人が集まり騒々しい、車の出入りが頻繁にあるので危険、ゴミが散乱して不衛生など、小さな問題をはらんでいる可能性があります。
深夜にコンビニを利用した場合をちょっと想像してみましょう。エンジン音やドアの開け閉め、おしゃべりや笑い声、短時間だったとしても、それがひっきりなしに続けば安眠妨害に至るかもしれません。
自分軸で最終判断をする
大手不動産会社の重要事項説明書には、「こんなことまで??」と思われるような些細な点も、注意喚起という意味合いからか記載されていることがあります。まるで、「事前に言いましたよね?知ってて買ったんですよね??」と念押しされているような感じです。特に多いのが騒音や臭いに関するもの、それから電波障害の可能性についてです。いずれも目に見えないものなので忘れがちですが、そこに住む以上は、物件が持つ特性のひとつとして許容すべき事柄なのです。
マイホーム購入を左右する条件としての重要度は低いかもしれませんが、目に見えない特性についても想像力を働かせて検討し、「それでも買うのか??」という最終的な自問自答は必要だろうと思います。
物件検索よりも大切なこと、それは「信頼できる相談者に巡り合うこと」
対面相談が何故大切なのか分かり易い動画にしました。是非ご視聴下さい。 |