マイホーム取得に欠かせない住宅ローンの審査は、誰にとっても不安なものです。自分としては特に問題ないつもりでも、保証機関からするとアウトな行動もありますので…。
住宅ローンの事前審査(仮審査)
住宅ローンの事前審査は、物件よりも人物に重きを置きます。借りようとしているその人が、果たして返す能力がありそうか、いくつかのポイントをスコアリングして総合評価します。誰でも考えればわかると思いますが、最大のポイントは、資力と継続力が十分かという点です。定まった収入が確保されており、その状態が長く続く…つまり、高収入で若い人ほど好ましいということです。
ただ、その人の経済活動の動向も確認する必要があります。どんなに若くて高給取りだったとしても、金遣いが荒ければ、返済に行き詰る可能性があるからです。クレジットカードの利用履歴は、良くも悪くもチェックされます。今の世の中、一枚も持ってないのも変ですし、たくさん持っているのも難有りです。クレジットカードを持っているということで一定の信用があると見なされますし、逆にたくさん持ちすぎていると、無用な借入枠があるということで懸念材料と見なされかねません。最近はポイント獲得のために複数枚を使い分ける人も多いようですが、住宅ローン審査の前には整理しておいた方がいいかもしれませんね。支払いも一回を常とし、リボ払いは利用しないのが無難でしょう。
住宅ローンの本審査
本審査になると、人物審査に加えて物件の審査が行われます。中古住宅の場合は、建築基準法に違反していないか、担保価値がある物件かなどについて審査されます。売主による増築などで、現状が建築基準法の集団規定に違反しているケースなどでは、減築が条件付けされることもあります。築年数があまりにも古すぎると減額されることも…。古くても、適切なリフォームをすれば快適にすることはできますが、借入額が制限される可能性もありますので、ある程度は自己資金を準備する必要がありそうです。
最も重要なこと、それは…
さて、事前審査を通過し、購入物件が決まって本審査に臨むまでには、数か月を要することもあります。事前審査で借入限度額の確認ができると、気持ち的にも随分楽になると思います。だってそれまでは、自分がいくら借りられるのか、いくらぐらいの物件を探せばいいのか分からない状態だったのですから…。
でもここが肝心!一番大事なのは、「事前審査で合格した状態を本審査まで維持する」ということです。
新たな借り入れをせず、支払いの延滞を起こさず、健康な状態で勤務し続けること、これが一番大事なのです。
物件検索よりも大切なこと、それは「信頼できる相談者に巡り合うこと」
対面相談が何故大切なのか分かり易い動画にしました。是非ご視聴下さい。 |