マイホームは買って終わり…ではない。
念願のマイホームを買ったら一安心…家族の拠り所として家を構えた安心感は否定しませんが、マイホームは買って終わりというわけにはいきません。建物は時間の経過と共に劣化しますので、快適な住空間を維持するためには適切なメンテナンスが必要となります。将来に渡って、維持管理には時間も労力もお金も必要なのです。
経年劣化と共にいずれリフォームの時期がやってくる
戸建住宅の場合、10年~15年を目途に外壁や屋根の点検補修をすべき時がやってきます。一般的には、雨水浸入の形跡がないか確認し、塗装工事やコーキング工事を施して延命措置をとります。25年~30年ほど経過すると、設備機器の交換時期を迎えます。家族構成が変化していれば、動線を再検討し、間取り変更を伴う大型リフォームを行ってもいいでしょう。設備機器の進化は目覚ましく、今使用しているものが例え壊れていなくても、相対的に陳腐化した状態になりますので、いっそ交換しようとリフォームを思い立つ人も多いようです。
例えば35歳で家を建てた場合、内外装や設備機器の一部取替などを経て、60歳~65歳で住まいを見直す時期を迎えるというイメージです。ちょうど定年を迎える時期と重なることもあって、これからの老後生活を見据えたリフォームを検討する絶好のチャンスでもあります。
退職リフォームは慎重に
老齢期を迎えて尚、自宅で安心して暮らし続けるためには、身体の衰えと自分の生活様式にあった住まいを再構築する必要があります。バリアフリーはもちろんのこと、ヒートショックを回避するために温熱環境にも気を配りたいところです。断熱(省エネ)性能を上げるためにはかなり大掛かりな工事が必要となりますので、工事の優先順位と改善する範囲を考えて取り組む姿勢が大切です。どこまでリフォームに資金投入してもいいか、その後に必要となる生活資金とのバランスも考えて、出来る範囲で効果的なリフォームを実施すべきでしょう。
中古住宅購入の場合は…
中古住宅の場合、築年数が2~30年を超え既にリフォーム時期を迎えたものもたくさんあります。購入後どこまでリフォームすべきか、資金のこともありますので悩ましいところでしょうが、今この時点で思い切ったリフォーム(スケルトンリフォームなど)をしておけば、将来に渡って安心して住むことができますし、その後のメンテナンスも最小限必要なことだけで済むでしょう。
そのために有効な、補助金制度(長期優良化住宅)や金利優遇制度(フラット35リノベ)などもありますので、購入と併せて前向きに検討してみてはいかがでしょうか。今だけでなく、将来の暮らしぶりも想像しながら、マイホーム購入を検討してみてくださいね。
物件検索よりも大切なこと、それは「信頼できる相談者に巡り合うこと」
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