私たちの事務所(自宅)は糟屋郡志免町にありますので、対応できるエリアは福岡市近郊です。北九州市は対象外になるのですが、都市計画や住宅行政においては注目に値するエリアだと常々思っており、時々ドライブがてらお邪魔することもあります。
過去に、北九州市の補助金申請を行い、耐震補強を中心としたリフォーム工事に携わったことがあるのですが、市役所の方はとても前向きで勉強熱心でした。
その、北九州市の耐震補強補助金制度、福岡市のそれよりも補助額が大きいのをご存知ですか?
対象となるのは、両市とも、昭和56年5月以前に新築された木造住宅だけなのですが、補助率と上限額には大きな違いがあります。
福岡市の場合は、補助率が工事費の46%で上限額は90万円
北九州市の場合は、補助率が工事費の4/5で上限額は100万円 なのです。
ちょっと計算してみましょう。
工事費が200万円の場合、
福岡市の補助額は90万円、北九州市の補助額は100万円です。
工事費が150万円の場合、
福岡市の補助額は69万円、北九州市の補助額は100万円です。
工事費が100万円の場合は、
福岡市の補助額は46万円、北九州市の補助額は80万円となります。
パンフレットを見ると、北九州市には小倉東断層という活断層が存在しており、地震がひとたび起こると最高震度6強の揺れにより、市内約6000棟の住宅に被害が及ぶと想定されているそうです。特に旧耐震と言われる昭和56年5月以前の住宅は、揺れに耐えられずに倒壊する危険性が高く、耐震補強工事による改善が求められているのです。
これから家を買おうという人は、わざわざ旧耐震物件を買う必要はないと思います。でも、自分が建てた家が旧耐震で、家族がそこに住んでいるのなら、耐震性を確保する責任が家主にはあると思うのです。その後押しを、北九州市の補助金制度は担っているのかもしれませんね。
物件検索よりも大切なこと、それは「信頼できる相談先に巡り合うこと」
対面相談が何故大切なのか分かり易い動画にしました。是非ご視聴下さい。 |