こどもエコすまい補助金をはじめとした、三省連携の補助金制度がいよいよ始まります。実際の補助金申請は3月からなのでまだ先のことですが、対象製品の登録や事業者登録は既に始まっています。
国がせっかく作ったこの補助金制度、より皆さんに親しみやすいように、ニックネームのような短縮名がつけられました。三つの補助金制度をまとめて、「住宅省エネ2023キャンペーン」と呼ぶようです。「キャンペーン」という言葉に人は反応するはずだ、と思っているのかな?? 確かに、お得感を醸し出す言葉ではありますよね。「おやっ?」と立ち止まって内容を確認したくなります。
若年層を中心に幅広い工事を対象とした「こどもエコすまい」、窓の断熱に特化した「先進的窓リノベ」、高性能な給湯設備を対象とした「給湯省エネ」 これら三つの補助事業の総称が「住宅省エネ2023キャンペーン」なのです。
対外的にはカーボンニュートラルの実現がひとつの目標になっていますが、省エネ住宅がもたらす効果はそれだけではありません。住環境の改善は、そこに暮らす一人ひとりの健康維持にもつながり、ひいては社会全体の負担を軽くすることにもなるのです。
日本の家は寒い!これは昔から言われてきたことです。特に、九州は暖かい地方だと思われているようですが、家の中で体感する冬の寒さは北国以上とか…。とにかく、家の断熱に対して無頓着なのです。家の中で局所的に暖房するスタイルが普通で、玄関や廊下、トイレやお風呂場は寒いのが当たり前、という感覚です。でも、それが原因で、生死にかかわるような事態を引き起こすこともあります。そしてそれは、医療費の増加として社会全体に影響を及ぼします。
健康的で安全な住まいを実現するためには、断熱化や気密化が不可欠なのですが、費用の面を考えるとなかなか手が回らない…、という家もたくさんあります。個人の財力では限界がありますので、国が上記のような補助金制度を作りました。国の本当の目的はカーボンニュートラルの実現ですが、安全で快適な暮らしを手に入れるためにも、断熱による省エネは意味のある事なのです。
そんなことを考えていたら、最近、テレビでやたらと、家の断熱に関する話が取りざたされていることに気が付きました。NHKでも民放でも、みんなこぞって 「健康で快適な生活のためにも断熱化は必要、最も効果的なのは窓の断熱!」と言ってます。もしかしたら、これも国が音頭を取っているのかもしれませんね。
いずれにしても、省エネの必要性が自分のこととして認識できれば、住宅の断熱化を真剣に考える人も多くなるのではないかと思います。今回の「住宅省エネ2023キャンペーン」は、過去の補助金制度と比較しても使いやすいものだと思いますので、リフォームを検討する際には是非活用することをお勧めします。
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