中古も見直されつつありますが…
中古住宅の定義は新築ではないということ。築後一年以上経った物件、または、誰かが入居したことがある物件ということです。平たく言えば、新品ではなくお古ということ。過去には新築重視の時代もありましたが、今は、家に限らず、車でも電化製品でも洋服でも、価値あるものは再利用するのが当たり前の世の中になりました。
でも! 人口減少は既に始まっているのに、何故か未だに新築建売住宅は好調のようです。但し無理やり感が否めない…。やたらと遠かったり、むやみに狭かったりしますよね。単に新しいというだけで、不便さを見過ごしてやしませんか??という心配が、私の頭をよぎります。
家はいずれ古くなり、自分たちも変化する
新築は、とにかく新品ですから気持ちがいいですよね。現行法規に則って、きちんと建築されているはずなので安心感もあるでしょう。華やかな最新設備も搭載されていますから、生活の質もアップしそうです。
しかも、ちょっと頑張れば手に入りそうな金額です。住宅ローンさえ組むことができれば、自己資金を捻出しなくても、家賃程度で引っ越しできそう! という思考回路で話がどんどん進んでいくと、危険です。
住宅ローンは35年(商品によっては40年)という長丁場。子供たちは成長し、自分は老い、生活スタイルも変化していきます。難しいかもしれませんが、10年後、20年後の生活を想像してみましょう。
- 小中学校は近くて便利だけど、高校や大学への交通費が負担になるかも!
- 子供の成長と共に物は増える一方… 十分な収納スペースはありますか?
- ギリギリの間取りと土地の広さでは、増築も駐車スペースの増設もできませんが大丈夫ですか?
- 便利な設備機器、特に太陽光発電や蓄電池は維持管理も大変です。
- 安心して返済を継続するためには、余裕を持った資金計画を!教育費と老後資金のこともお忘れなく。
決断する前に検討を尽くす
誤解のないように言っておきますが、新築建売物件がダメという訳ではありません。新築でも中古でも、メリットもあればデメリットもあります。どちらがいいかは人それぞれ。どちらかを激推しする偏った意見は排除すべきですし、最終的には自分で判断しなければいけません。
建売業者は売ることが商売ですから、良いことしか言いません。なので、一旦冷静になって、敢えて悪い部分を考えてみるのです。そのためには、検討をサポートする第三者が必要です。自分では気づけないポイントについて、検討を深める声掛けをしてくれることでしょう。
どんな物件を買うにしても、決断する前に検討を尽くすことは大事なことなのです。その過程がないと決断を誤ることもあるのですから、信頼できる人に相談することをためらわないでほしいと思います。
物件検索よりも大切なこと、それは「信頼できる相談相手に巡り合うこと」
対面相談が何故大切なのか分かり易い動画にしました。是非ご視聴下さい。 |