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【福岡発】省エネ窓(内窓)のやっかいなところ

住宅省エネ2024キャンペーンがスタートしましたね。交付申請の受付はまだまだ先ですが、今、省エネリフォームを計画して実施すれば、予算に余裕があるうちに補助金を手にすることができそうです。

省エネリフォームの対象は、何をおいてもまずは窓!壁の断熱材は薄いままでも、熱損失の大きい窓を制すれば、省エネ(断熱)性能は上がります。しかも実感できるほどに!

窓は枠と障子でできている

さて、建物の省エネ性能を左右する窓ですが、二つの部位で構成されています。壁に固定されている枠と、開閉できるようになっている部分の障子です。障子というと和室の木製建具を想像してしまいますが、建築業界では、アルミサッシの開閉部分全般を障子と表現するんですよ。

枠と障子、省エネ性能向上のためにはどちらの性能もアップしなければいけないのですが、選定する商品によって性能はまちまちです。

窓の省エネリフォームは三種類

省エネ性能の低い窓を改善するためには、三つの方法があります。

  1. 外窓交換・・・壁に固定された枠ごと、高性能な窓に交換するやり方です。
  2. 内窓設置・・・既存の窓はそのまま残し、内側にもう一つ、樹脂製の窓を設置するやり方です。
  3. ガラス交換・・・既存の枠と障子をそのまま利用し、ガラスだけ交換するやり方です。

間違いなく1.が一番お勧めですが、費用対効果を考えると、2.を選択するケースが多いように感じます。

窓が二重って結構めんどくさい!

築27年の我が家も、8年程前に内窓を設置しました。居室の窓のほとんどに設置したこともあり、省エネ効果を日々実感しています。でも、実はいいことばかりではありません。良いことと悪いこと、物事に両方あるのは当たり前のことですが、大掃除の時期になると特に憂鬱な気分になる…、そう、それは窓ふき!!

窓が二重になっているということは、拭かなきゃいけない窓も2倍になったということなんですよね。ガラス面もさることながら、枠の溝を拭くのも大変です💦

 

幸い、内窓の障子部分は簡単に外すことができますから、掃除の前に外しておくことをお勧めします。ただ、高性能なガラスはかなり重いので、脱着には細心の注意が必要です。(足の小指を直撃したら、痛いだけじゃ済まないかも…。)

 

省エネリフォームに限らずリフォームを計画する時は必ず、自分たちの生活にどんな効果や影響があるのか、想像しながら決定することが大切ですよ。

そしてそれは、マイホーム購入を決断するときも同じことなのです。

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