買主サポートの仕事はこんな感じ
いえあーるは買主サポート専門の仲介会社です。マイホーム購入の相談に来られた買主さんから、サポートの依頼を受けたら、まずは専任媒介契約を交わして仮審査の準備をします。次に、マイホームに対する要望を一緒に整理して、予算内で買えそうな物件をネットで検索する準備をします。お互いに検索を続けながら、気になる物件があればピックアップして、紙面上で考察してみます。現地の状況をご自身で確認していただき、いよいよ、内覧に行ってみたい!という気持ちになったら、売主側の仲介会社に、私から内覧の申し入れを行います。
電話対応のまぁ悪いこと…
内覧の申し入れはまず電話です。対象物件が、まだ売れてないか?お客様に紹介可能か?内覧はどのように受け付けてくれるのか? その辺を確認したくて電話しているわけですが、担当者とつながるまでが一苦労…、折り返しの電話を待つことになります。
彼らは営業社員なので、外出が多いことは理解できます。打合せ中ですぐにつかまらないこともあるでしょう。でも、誰もが携帯電話で即座に連絡がとれる時代です。その日のうちに折り返しの電話がないなんて、理解に苦しみます。結局、こちらから再度電話をかけることになるのです。
売主都合にして内覧をブロックしたがる
再三電話をして、やっと担当者から折り返しの電話があったものの、売主都合ですぐには内覧できないと言われることがあります。嘘かホントか知りませんが、一週間以上も売主確認のために待たされて、結局、売れましたと言われたこともあります。しかも、こっちから催促の電話を入れて! ですよ…。
さすがに頭に来たので、この一週間、どんな動きがあったんですか?と尋ねたところ、内覧が終わった買主さん達にクロージングをかけていたとか…。説得がうまくいって買ってもらえたそうです。自らクロージングしたということは、この会社(売主側の仲介会社)に直接内覧申込した買主さんだということです。つまり両手仲介を成立させるために必死だったということですね。売主側の仲介会社は、売主さんから預かった物件で、利益の最大化を目論んでいるのです。
商談中だったとしても、内覧は受け付けていいことになっています。売主さんからしてみれば、買主候補は多い方がいいはずです。でも、売主側の仲介会社からしてみたら、他社が連れてきた買主候補は両手仲介を妨げる何物でもないので、とにかく排除しようとするんですよね。
どんな説得をしたのか知りませんが、その買主さんは、何かに迷っていたはずです。だって即答はしていなかったわけですから。それが値引きだったのか家電のプレゼントだったのかは知りませんが、冷静に判断できる状態じゃなかったのかもしれません。誰に接触するかで、結果は違ったものになることもあるのです。