交付申請は3/29から始まっているけれど…
先日窓の省エネリフォームを行ったお客様は、過去に弊社で耐震補強工事や内装工事を行ったことのある方でした。それ以来、ちょくちょく相談メールをいただくことがあり、今回の省エネリフォームも、昨年の補助金制度を利用したお友達から勧められて思い立ったとのこと。
3月中旬に現地調査を行い、省エネ効果と費用の説明をして、工事契約をいただきました。補助金申請(有料)も同時に依頼されたので、事務局のホームページで詳細を確認して準備をしていました。
交付申請の受付は、3/29からスタートしていましたので、あとは工事完了を待つばかり、写真と性能証明書が揃えばすぐにでも交付申請の手続きができると思っていたのです。
どの申請窓口から交付申請すべきか?
住宅省エネ2024キャンペーンは、3省相乗りの補助金制度です。補助の対象となる工事内容や、工事をすることで求められる性能のレベルが違ったりするのです。特に注意が必要なのは窓の省エネ工事。窓の省エネ工事を対象とした補助金は、「子育てエコホーム」と「先進的窓リノベ」がありますが、対象となる部位や工事内容、確保すべき性能レベルが微妙に違うので注意が必要です。
ガラス交換や内窓設置など、対象となる製品の性能証明書には、どの補助金制度に値する商品なのか、という表示があります。そこが申請窓口とちぐはぐな場合は、補助の対象としては見なしてくれないのです。正に縦割り行政! つまり、「先進的窓リノベ」に値する商品を使ったつもりで工事を行い、「先進的窓リノベ」の補助金申請をしたところ、実は選定した商品は「子育てエコホーム」の対象商品でしかなく、添付した性能証明書も「子育てエコホーム」専用のものでしかなかった場合、「先進的窓リノベ」の補助額はゼロということになるのです。
でも、「子育てエコホーム」の対象商品として登録されているわけなので、「先進的窓リノベ」ではなく「子育てエコホーム」として交付申請していれば、額は多少落ちますが、補助金は獲得できたはずなのです。
3/29からスタートしたのは、実は、それぞれの単独申請の窓口だけ。上記のような場合でも、補助額を漏れなく獲得するためには、3省連携の交付申請である「ワンストップ申請」が必要になるのです。
ワンストップ申請は未だスタートしていない現実…
5月早々に工事が完了しました。今回の工事は、半分は「子育てエコホーム」の対象であり、残りの半分は「先進的窓リノベ」の対象なので、正に「ワンストップ申請」の対象となります。
いよいよ申請しようと専用のページを開いて初めて気づいたのですが、なんと、ワンストップ申請の受付窓口は未だにオープンしていないのです。アナウンスでは4月中旬頃スタート、となっていますが、とうに過ぎている…。で、事務局に電話してみました。やはり、まだ受付できない状況とのこと、しかも、いつ頃になるかもはっきり言えないとのことでした。
補助金の獲得は時間がかかります。交付申請して入金になるまでは3~4か月かかることも…。交付決定の通知が届くまでは、正直ハラハラなんですよね💦 昔に比べれば数段やりやすくなったものの、予定通りに運営してほしいよなぁと、しみじみ感じたのでした。
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