全国の注目を集めた兵庫県知事の出直し選挙
四面楚歌の状態で立候補し、それでも当選されたことに、正直、他県民の私はびっくりしました。そして、マスコミが伝えていることばかりが真実じゃないのかもしれない…とも思いました。
県政の主体である県民の皆さんが、この県知事がいいと言っているのなら、問題をきちんと正して今後の県政に邁進するのが、彼の務めなのかもしれません…。
と、思ったのに、ここ数日で雲行きが怪しくなってきました。
広報って言ってるけど、ある意味集客では?
SNS戦略などに携わったPR会社の社長さんが、「広報全般を任せていただいた」「私が監修者として、選挙戦略立案やアカウントの立ち上げ、コンテンツ企画などを責任を持って行った」と、コラムという形で自ら発信したのです。
彼女にしてみれば、これは成功事例の一つであり、今後の自社集客に活かせるという判断で、熱く語っただけなのかもしれません。皮肉なことに、計算通りたくさんの人の目に触れ、公職選挙法違反の疑いという不利益を、クライアントに負わせることになってしまいました。
社会的には、問題が発覚したのはいいことだったと思いますが、クライアントとの信頼関係を、この人はどのように取り扱っていたのだろう…とも思ったのです。
広報というと真っ当に聞こえますが、これは集客に近いものだとも感じました。SNSを使って集客するということは、今の世の中、ビジネスを構築する上で当たり前の施策になっています。選挙はビジネスであってはなりませんが、票を集めて勝負を決めるという性格上、SNS集客の手法が役立つことは間違いありません。
その運営をプロに任せるということは、恣意的に民意を操作することだって可能になるのでは?? 拡散経路の拡大や、いいねを買う手法だってあるらしいですから…。
SNSとの付き合い方を考えよう!
そう考えると、私たちの消費活動の全てが、自発的なものかどうか疑わしくなってきます。テレビコマーシャルや広告チラシなどの類は昔からありましたし、それによって消費行動を引き起こすことは確かにありましたよね。でも、一呼吸おいて自分で考える余裕もあったわけです。それが今では、次から次に大量の情報が勝手に流れてくる時代です。何が欲しいのか、何が必要なのか、自分の判断というよりも、「これ、欲しいでしょ!?」 「これ、必要ですよね!?」と言われ続けて洗脳されてるような感じでは?
もしかしたら、「買わされている」のかもしれませんよ。もしそうだとしたら、その買い物は失敗かもしれません。自分に必要かどうか、本当に欲しいのかどうかは、自分しか分からないのですから、一旦立ち止まって自問自答することはとても重要だと思います。
家を買おうと思っているのなら尚更の事!自分軸でしっかり検討して結論を出すべきです。そのためには、どこの誰が発信したのかも分からないSNSの情報だけでなく、気づけない事にも気づかせてくれるプロの相談相手が絶対に必要だと、私は思っています。
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